アイカ工業は2017年10月25日、同社のWebサイトを一時閉鎖した。海外のセキュリティ会社からWebサイトにセキュリティ上の問題があると指摘を受けての対応だ。現在、原因を調査している。
同社によれば25日18時現在、Webサーバーに改ざんやウイルス感染などの痕跡は確認されていないという。
ロシアのセキュリティ企業であるGroup-IBは同日の日本時間8時44分に、ロシアやウクライナで猛威をふるうランサムウエア「Bad Rabbit」を拡散したWebサイトのドメイン名をTwitterで公開した。そのなかにはアイカ工業のドメイン名(aica.co.jp)が含まれている。
アイカ工業は「指摘したのはGroup-IBではなく別の企業だった。閉鎖中のWebサイトは、安全性を確認し、万全を期してから再開する」(本社広報・IRグループ)としている。