人工知能(AI)と超高速開発、クラウドサービスを組み合わせたITサービスを手掛けるアライズイノベーションは2017年10月23日、台湾の大手システムインテグレーターであるシスコム・コンピュータ・エンジニアリングと超高速開発分野で業務提携したと発表した。シスコムは11月から台湾で超高速開発ビジネスを始める。

業務提携のプレスリリース
業務提携のプレスリリース
(出所:アライズイノベーション)
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 シスコムが販売するのはアライズイノベーションが出資するジャスミンソフトの超高速開発ツール「Wagby」である。シスコムは台湾のほか、商圏である中国や米国、東南アジア、欧州、南米などで超高速開発事業を展開し、今後3年間で累計50社への導入を目指す。

 アライズイノベーションは製紙大手の日本紙パルプ商事とITベンダーの東京システムハウスが共同出資して2016年6月に設立したITベンチャーで、3社は2016年12月にジャスミンソフトに出資した。Wagbyはプログラミングなしでアプリケーションやデータベースを開発できる超高速開発ツール。2017年9月時点で336社が導入しているという。