ソースネクストは2017年10月23日、都内で新製品発表会を開催し、世界50言語の双方向通訳に対応した携帯型デバイス「POCKETALK」を発表した(写真1)。12月14日に発売する。

写真1●ソースネクストが「POCKETALK」を発表(撮影:山口 健太、以下同じ)
写真1●ソースネクストが「POCKETALK」を発表(撮影:山口 健太、以下同じ)
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 なお、ソースネクストは2017年4月の発表会で携帯型通訳デバイスの開発を表明していた。

世界50言語に対応、グローバルSIMモデルも

 発表会にはソースネクスト代表取締役社長の松田憲幸氏が登壇(写真2)。「ロゼッタストーンの権利を買ったことで、アプリ版、TOEIC版など様々な製品を展開していく。”言葉の壁をなくす”というミッションを着実に実行する」と語った。

写真2●ソースネクスト 代表取締役社長の松田憲幸氏
写真2●ソースネクスト 代表取締役社長の松田憲幸氏
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 言語学習については、「外国語を学習するか、AI翻訳機がすべてやってくれるという2つの考え方がある。ソースネクストはこの両方に取り組んでいく」(松田氏)との方針を示した。市場環境として、2020年に訪日外国人が約3700万人に増加することを見込んでおり、その多くが言葉の壁を不便に感じていることを課題として挙げた。

 こうした背景を踏まえ、世界50以上の言語に対応した携帯型通訳デバイスとして「POCKETALK(ポケトーク)」を発表した(写真3)。

写真3●POCKETALK(ポケトーク)
写真3●POCKETALK(ポケトーク)
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