トレンドマイクロは2017年10月19日、ウイルス対策ソフト「ウイルスバスター クラウド」の搭載PCにWindows 10の大型アップデート「Windows 10 Fall Creators Update(RS3)」を適用するとブルースクリーンが表示される不具合を受け、修正モジュールを公開した。

トレンドマイクロが公式サポートサイトで提供している情報
トレンドマイクロが公式サポートサイトで提供している情報
出所:トレンドマイクロ
[画像のクリックで拡大表示]

 RS3は、米マイクロソフトが2017年10月17日(米国時間)に一般提供を開始。トレンドマイクロは10月18日時点で不具合を確認。問題の究明と修正の対応を進め、19日午後に個人向け製品を対象とした修正モジュールの配布を同社サポートサイトで始めた。

 トレンドマイクロ広報によると、「不具合が起こった場合、PCを再起動すると、RS3適用前の状態に戻せる。修正モジュールを適用して再起動後にアップデートすれば不具合を解消できる」という。10月20日以降はウイルスバスター クラウドの自動アップデートを通じ、修正モジュールの反映を順次進めていく予定である。

 この不具合は、法人向け製品でも起こり得る。法人向け製品がRS3に対応するのはこれからだが、その前に適用してしまった場合は個別に対処していく。