東京急行電鉄(東急電鉄)、イッツ・コミュニケーションズ(イッツコム)、Connected Designの3社は2017年10月5日、「暮らしのIoT」の普及・推進の取り組みを強化すると発表した。

 大きく2つの取り組みを実施する。一つは、イッツコムが提供する「インテリジェントホーム」において、スマートコントローラーの提供を開始することである。

図1●スマートコントローラー
図1●スマートコントローラー
(発表資料から)
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 インテリジェントホームではこれまで、赤外線リモコンをベースとした家電コントローラーを用意していた。加えて、Googleから発売されるスマートスピーカー「Google Home」も、「IFTTT」の仕組みを通じて利用が可能になる。そこで、Google Homeと家電コントローラーを組み合わせた「スマートコントローラー」の提供を10月6日に開始する。

図2●Google Homeを介したインテリジェントホームの利用イメージ
図2●Google Homeを介したインテリジェントホームの利用イメージ
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 もう一つの取り組みが、インテリジェントホームの販路拡大である。楽天が運営する「楽天ブックス」と大手家電量販店のビックカメラにおいて、Google Homeと連携可能なインテリジェントホームのデバイスを組み合わせたパッケージ「インテリジェントホーム スターターキット」の販売を開始する。

 自宅に届いてすぐに始められるスマートホームDIYキットとして、ホームゲートウエイとデバイスをセットで提供する。また、ホームゲートウエイと連携可能な各種デバイスを単品でも販売する。

 このほか、東急不動産ホールディングスは「人が中心のIoT」の推進を発表。その第一弾として、東京都世田谷区に開発した「ブランズシティ世田谷中町」において、インテリジェントホームとGoogle Homeを導入すると発表した。東急リバブルは東京都・神奈川県の一部エリアの不動産購入者に対し、Google Homeを無償提供することも決めた。

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