スマートフォン向けアプリケーション「えひめFreeWi-Fi接続アプリ」をリリースしている愛媛CATVは、同アプリにおいてWeb-API方式への対応に加えて、実証実験としてえひめFreeWi-Fi グループA方式(NTT方式)への対応を、Android版から開始した。2017年9月28日に発表した。

 愛媛CATVは愛媛県公衆無線LAN推進協議会のプロジェクト参画事業者で、県内で提供しているえひめFreeWi-Fiの一部(グループB)を運営している。7月27日には、公衆無線LAN認証管理機構(Wi-Cert)による認証一元化仕様であるWeb-API方式対応を発表していた。全国で拡大が見込まれるWeb-API方式対応のアクセスポイントでも 同アプリにより簡便に接続できる。

 今回は、利用しようとするアクセスポイントが「えひめFreeWi-FiグループA方式」(NTT方式)だった場合に、自動的にA方式に対応した接続アプリ「Japan Connected-free Wi-Fi(NTT BP提供)」を起動する。A方式対応接続アプリがインストールされていない場合は、インストールの案内をナビゲートする。利用者は、迷うことなくA方式、B方式のアクセスポイントを利用できる。

図●Wi-Cert方式に加えNTT方式にも対応
図●Wi-Cert方式に加えNTT方式にも対応
(出所:愛媛CATV)
[画像のクリックで拡大表示]

 この連携はNTT西日本グループ、NTT BP、愛媛CATVのコラボレーションにより、愛媛県内限定での実証実験として実現したという。なお、Web-API方式とNTT方式はそれぞれ異なる仕様での認証方式であり、今回は両方式による連携ではない。愛媛CATVの「えひめFreeWi-Fi接続アプリ」が独自に両方式への連携機能を実装した。

[発表資料(PDFファイル)へ]