ビッグローブは2017年9月28日、都内で事業方針説明会を開催し、2017年1月31日付でKDDIのグループ会社となった同社の事業方針や、新商品「エンタメSIM」、新CMなどを発表した(写真1)。
「BIGLOBEモバイル」としてブランドを刷新
説明会には、ビッグローブ 代表取締役社長の有泉健氏が登壇(写真2)。自身について、「2000年から16年間、KDDIで法人ソリューション事業を担当してきた。2017年1月31日にビッグローブの社長に就任した。記者説明会への登壇は今回が初めてだ」と紹介した。
ビッグローブについては、「1986年にはパソコン通信のPC-VAN、1996年にはインターネットサービスのBIGLOBEを開始し、マーケットをけん引してきた。2007年にはMVNO(仮想移動体通信事業者)事業に参入し、そこから10年間、格安SIMのムーブメントを作ってきた」(有泉氏)と説明した。
こうした通信事業で培った技術は、MVNO事業にも活かされているという。「トラフィック制御技術はMVNO事業でも採用している。限られた帯域でもダイナミックにトラフィックを制御することで、高い品質と低価格を両立してきた」(有泉氏)と語った。
ビッグローブの契約数については、2016年時点で固定回線が200万契約超、モバイルが40万契約超との数字を挙げた(写真3)。