PFUは2017年9月26日、電子マネーチャージ機の新機種「MEDIASTAFF MCモデル マルチ電子マネーチャージ機」の販売を開始した。複数の電子マネーに対応するのが特徴。同社は「1台で4大ブランド(交通系、Edy、nanaco、WAON)のチャージに対応する装置は国内で初めてだろう」とする。

PFUの「MEDIASTAFF MCモデル マルチ電子マネーチャージ機」
PFUの「MEDIASTAFF MCモデル マルチ電子マネーチャージ機」
(出所:PFU)
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 対応する電子マネーは交通系(Kitaca、Suica、PASMO、TOICA、manaca、ICOCA、SUGOCA、nimoca、はやかけん)と楽天Edy、nanaco、WAON。本体はタッチパネル対応の15インチLCD画面と1000/2000/5000/10000円札に対応する入金機、電子マネーリーダー、レシート印刷用サーマルプリンターを備える。電子マネーへのチャージ/残高照会などのアプリケーションと、現金清算や中にある現金(在高)確認などの運用に必要なメンテナンスメニューがプリインストールされており、すぐにチャージサービスを始められる。

 本体サイズは幅520×奥行き640×高さ1302mm、重量は最大65kg。利用にはインターネット回線とTFペイメントサービスが提供するクラウド型決済プラットフォーム「Thincacloud/シンカクラウド」への加入が必要。本体はLANポートを1つ搭載する。

 価格は購入台数によって異なる。約100台を購入する場合、1台当たり70万~80万円程度(税別)でThincacloud利用料や保守料などが別途必要。PFUは搬入から導入時設定、運用、保守、撤去をサポートする。