KDDI(au)とKDDIグループのコネヒトは2017年9月25日、妊娠や育児中の母親向けQ&Aアプリ「ママリ」の会員向け有料サービス「ママリプレミアム」を発表した。検索した質問をアクセス数やお気に入り登録数などを基に表示する「人気順検索」やコンビニや通販サービスなどの割り引きクーポンが使える。料金は月額400円(税込)。

 ママリプレミアムは2017年9月7日に提供を始めた。運営するコネヒトの大湯俊介社長は「先行利用者の反応を見ながらアプリを改善してきた」と話した。アプリの品質が確認できたとして9月25日から本格的に販売を始めるという。

コネヒトの大湯俊介社長
コネヒトの大湯俊介社長
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 KDDIの新規ビジネス推進本部でサービス推進部部長を務める大野高宏氏は「ママは家計への影響力が強く、育児のための消費という傾向がはっきりしている点が事業としての強み。auの顧客網に依存せず、収益の拡大につなげたい」と話した。

KDDIの新規ビジネス推進本部でサービス推進部部長を務める大野高宏氏
KDDIの新規ビジネス推進本部でサービス推進部部長を務める大野高宏氏
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 KDDIはママリプレミアムのユーザーに、グループ会社が運営するEC(電子商取引)の割り引きクーポンや、6カ月無料の自転車保険を提供する。

 コネヒトによると、2016年に出産した母親のうち6人に1人はママリを使っている。大湯社長は有料会員サービスなどの機能拡張により「ママリの価値を高め、2人に1人以上のママが使うサービスにしていきたい」と話した。