ロジクールは2017年9月6日、トラックボールマウスの最上位機「MX ERGO」を発表した。同年9月22日に発売する。腕の筋肉への負担が少ない角度に本体を傾けられるチルト機構を備えるのが特徴。価格はオープンだが、参考価格は1万2880円(税別)。

ロジクールのトラックボールマウス「MX ERGO」
ロジクールのトラックボールマウス「MX ERGO」
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 MX ERGO(型番:MXTB1s)は、手首を動かさずにマウスポインタを操作できるトラックボールマウス。これまで設置面に対して固定だった傾きを、20度の状態に切り替えられるようにした。20度傾けた状態のMX ERGOは、マウスと比較して腕の筋肉の緊張を20%軽減できるという。

設置面に対して20度傾けた状態での利用を想定する。
設置面に対して20度傾けた状態での利用を想定する。
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水平にしての利用も可能。切り替え角度は0度と20度の2段階。
水平にしての利用も可能。切り替え角度は0度と20度の2段階。
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 重りとなる底板に、V字形状の本体底面を磁石で固定する仕組み。角度は20度または0度の2段階。

 ポインティングデバイスとしては、カーソルの移動速度を2段階で切り替えられる「プレシジョンモードボタン」をトラックボール脇に追加。細かな操作が必要な場面と画面内を大きく移動する場面が混在する場合に、トラックボールを指で操作する運動量を抑えられるようにした。

 無線インタフェースは、同社独自の「Unifying」およびBluetooth Low Energy(BLE)。電源としてリチウムイオンバッテリーを内蔵する。バッテリー駆動時間は、フル充電で約4カ月、1分間の充電で約8時間。動作OSはUnifyingがWindows 7以降/macOS 10.12以降、BLEがWindows 8以降/macOS 10.12以降。

 トラックボールマウス製品の新版は、2010年発売の「M570」以来7年ぶり。M570(現行機の型番はM570T)は併売する。