パラレルスは2017年8月25日、Mac上でWindowsアプリケーションを動作させるソフトの新版「Parallels Desktop 13 for Mac」の販売を開始した。特徴は今後リリース予定のmacOS High Sierraと、今秋にWindows 10で搭載予定の新機能に対応したこと。

Parallels Desktop 13のパッケージ
Parallels Desktop 13のパッケージ
(撮影:林 徹、以下同じ)
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 同社が都内で開催した新製品説明会では、米パラレルス アジア太平洋地域 ジェネラルマネージャーのケビン・グリーリー氏が概要を説明。同氏は2006年に米アップルがインテルCPUを採用したタイミングで、「リブートすることなくWindowsプログラムを動作できるParalles Desktopを提供した」と話した。「以降、11年間にわたってイノベーションを重ね、今回で13回目の発表となった」(グリーリー氏)。

米パラレルス アジア太平洋地域 ジェネラルマネージャーのケビン・グリーリー氏
米パラレルス アジア太平洋地域 ジェネラルマネージャーのケビン・グリーリー氏
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 グリーリー氏によると新版の特徴は「ジェスチャーやRetinaといったMacの最も良いところをWindows環境でも利用できるように改善を加えたところ」という。一方で、「Windowsの良いところもMacに取り入れ、今年はMacの良いところとWindowsの良いところを1つずつ持ち込んだ」とした。

 新版はユーザーからの意見を取り入れ、米マイクロソフトと協力して「シングルクリックでWindowsをインストールできるようにした」(グリーリー氏)。継続して取り組むパフォーマンスの改善に関しては、「今回はThunderbolt用外付けSSDのパフォーマンスを2倍に引き上げ、ネイティブ接続並みの速度に高めた」(同)。