ヤフーと三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)は2017年8月9日、業務提携すると発表した。共同で金融サービスを展開する。両社は合弁会社を2017年9月にも設立する。出資比率はヤフーが51%、SMFGが49%になる。

 提携によって両社は、それぞれ既存事業の利便性を高めつつ、新しい金融サービスの企画・開発につなげる。合弁会社は、新サービスの企画・開発やデータ分析、マーケティングなどの役割を担う。

 2017年4月に改正銀行法が施行され、銀行持株会社の出資比率の規制が緩和したことで、SMFGは合弁会社に49%出資可能になった。従来の銀行法は金融持ち株会社は15%、銀行は5%までと、出資比率が制限されていた。

 SMFGは既に、改正銀行法を適用した第1号案件として、生体認証サービスを運営する新会社ポラリファイを設立済み。同社は、2017年7月26日から運営を始めている。