中国ファーウェイは2017年7月27日、コンシューマー事業部門の2017年上半期(2017年1月〜6月)の業績を発表した。記者会見は中国で開催され、世界各国の報道関係者向けに中継された。

 会見には同社コンシューマー事業部門CEOのリチャード・ユー氏が登壇(写真1)。世界各国における市場シェアの伸びやブランド認知度の向上、今後注力するAI戦略について語った。

写真1●各国に中継された中国ファーウェイ コンシューマー事業部門CEOのリチャード・ユー氏の映像(撮影:山口 健太、以下同じ)
写真1●各国に中継された中国ファーウェイ コンシューマー事業部門CEOのリチャード・ユー氏の映像(撮影:山口 健太、以下同じ)
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ハイエンド端末の伸びが顕著

 2017年上半期の業績は、コンシューマー事業部門の売上高が1054億人民元で前年同期比36.2%増、スマートフォンの出荷台数は7301万台で前年同期比20.6%増となった(写真2)。ファーウェイ全体では売上高が2831億人民元(約4兆6853億円)で対前年同期比15%増、営業利益率は11%となった。

写真2●コンシューマー事業が大きく成長
写真2●コンシューマー事業が大きく成長
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 世界のスマートフォン市場についてユー氏は、「5年前と比べると成長は飽和状態だ。だが、新しいスマホに買い換えたいという要望は常にある。もっと強力でインテリジェントなスマホが求められている」との見方を示した。