PFN、ロボットへのAI導入でカリフォルニア大学のアビール教授を技術顧問に

2017/07/24
佐藤 雅哉=日経コンピュータ (筆者執筆記事一覧

 Preferred Networks(PFN)は2017年7月24日、米カリフォルニア大学バークレー校のピーター・アビール教授が同年8月1日付けでPFNの技術顧問に就任すると発表した。ロボットへ機械学習を実装する研究における「第一人者」(PFN)というアビール教授を迎えることで、PFNは人工知能(AI)によるロボットの自動制御技術の開発を加速する。

(出所:Preferred Networks)
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 アビール教授は機械学習の一分野である強化学習をロボット制御に活用する研究の第一人者として知られる。AI研究の非営利団体である「OpenAI」のリサーチサイエンティストも務める。PFNはアビール教授と2015年から交流を重ね、今回の合意に至った。

 PFNの岡野原大輔副社長は、「ロボットへ強化学習を実装する研究はグローバルでも限られる。アビール氏は世界に先駆けた研究をしている」と紹介。「アビール氏からいろいろなアドバイスをもらうことで、強化学習を活用したシステムの実用化を進めたい」と期待を寄せた。

 アビール教授の知見を生かす分野の例として、PFNの岡野原副社長は生産ラインのロボットの動作改良を挙げた。同社は現在、ファナックなどと製造業向けIoT(インターネット・オブ・シングズ)基盤である「FIELD System」を共同開発している。

 PFNはFIELD Systemで培った技術にアビール教授の知見を組み合わせて、より複雑な動作を実現する方針。「人でなければできないこと、人でもできない複雑な作業を(ロボットが)できるようにしたい」(岡野原副社長)。

 PFNの西川徹社長CEO(最高経営責任者)は、「産業用ロボットに機械学習を適用する研究では競合相手はまだいない。一方、人材獲得での競争が激しくなる」と述べた。IT人材の獲得では、IT分野で米グーグルや米フェイスブック、自動運転分野で米ウーバー・テクノロジーズなどが競合相手になるとした。

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