ソフトバンクは2017年7月21日、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)事業に参入すると正式発表した。日経コンピュータの既報の通り、同分野で日本有数の実績をもつRPAホールディングスと提携。同社製RPAツールの販売、人工知能(AI)とRPAを組み合わせたホワイトカラーの業務効率化支援サービスを開発する。

 RPAは人間のPC操作を記録して再現するソフトウエアを使った、事務作業効率化の技術。RPAホールディングスは同分野の技術開発や企業向けの導入支援を手掛けるRPAテクノロジーズを傘下に持つ。

 ソフトバンクは自社の顧客網や営業力を生かし、RPAテクノロジーズとともにRPAツールを販売する。販売対象はRPAテクノロジーズ製の「BizRobo!(ビズロボ)」のほか、「Blue Prism(ブループリズム)」「NICE(ナイス)」など国内外の主要製品だ。

 将来はソフトバンクが開発・提供するAIやロボット、クラウドサービスなどとRPAツールを連携させ、より高度な業務の自動化支援を目指す。