KDDIは2017年7月20日、ケーブルテレビ事業者向けセットトップボックス (STB) として初めて音声認識機能を搭載した「ケーブルプラスSTB」の提携ケーブルテレビ事業者向け提供を同日に開始したと発表した。

 リモコンに話しかけるだけで放送番組や録画番組を音声検索できる。見たい番組や録画しておいた番組だけでなく、インターネット上の動画から情報まで、STBのリモコンに話しかけるとテレビ画面上で検索することが可能になる。さらに利用者の好みに応じた番組を薦めるレコメンド機能も搭載した。

 視聴者に地域情報をより分かりやすく知らせるための工夫を取り入れている。ケーブルテレビ局が独自に作成したスタート画面の提供を可能にした。

図1●ケーブルテレビ局がトップ画面を独自に制作できる
図1●ケーブルテレビ局がトップ画面を独自に制作できる
(出所:KDDI)
[画像のクリックで拡大表示]

 モバイルやネットとの連携強化に向けて三つの機能を搭載する。「スマホなどの画面をテレビでも閲覧可能にするChromecast built-in対応」「YouTubeを一発起動できるリモコンの専用ボタン」「録画番組をスマホ/タブレットで持ち出すための高速ダビングや、スマホ/タブレットでのリモート録画予約」である。

図2●リモコンのYouTube専用ボタン
図2●リモコンのYouTube専用ボタン
(出所:KDDI)
[画像のクリックで拡大表示]

 ケーブルプラスSTBはAndroid TV 6.0を搭載する。トリプルチューナーを備え、ダブル録画に対応する。7月20月時点で取り扱い予定の事業者は、コミュニティネットワークセンター、あづみ野テレビ、ベイ・コミュニケーションズ、宮崎ケーブルテレビ。

[発表資料へ]