ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)は2017年7月13日、ゴルフクラブの預かり・配送サービスを同日に始める。利用者はスマートフォンを使って配送を予約すると、プレー日に合わせてゴルフ場へバッグ一式が届く。プレー後は再びGDOへ預けるため、利用者は手ぶらでゴルフを楽しめる。国内のゴルフ人口が減り続けるなか、手軽にゴルフをプレーできる環境を整えて市場の活性化につなげる。3月の発表を受けて、本日、正式スタートした。

 サービス名称は「DUFL GOLF with GDO」。ビジネスパーソンの出張の荷物をスマホ経由で預かるサービスを手掛ける米DUFL(ダフル)と組んで提供する。DUFLのサービスは衣類や靴など出張に必要な身の回り品一式を預かり、利用者の出張予定に応じて出張先へ配送したり再び預かったりするもの。預かった衣類などはクリーニングして保管するため、利用者はほぼ手ぶらで出張できる。

 GDOは同サービスをゴルフに応用した。サービスの提供窓口をGDOが、道具の保管やスマホアプリの開発をDUFLがそれぞれ担う。利用者はまずスマホアプリから利用登録し、ゴルフバッグやシューズをGDOに預ける。プレーの予定日とゴルフ場をアプリから入力すると、前日までに道具がゴルフ場に届く。DUFLは道具の保管に加えて、クラブやシューズのクリーニングも実施する。

 従来も宅配便などでゴルフ道具を配送してくれるサービスはあるが、利用者自身が道具を配送拠点に持ち込んだり、プレー後は自宅で受け取ったりする必要がある。プレー日は休日だが自宅への配達は平日になることが多いため、利用者が不在で再配達になることも少なくないという。

 サービスの利用料金は初期費用が4500円、月額料金が4500円、配送料金が一回当たり3980円。3年で5000人の利用者登録を目指す。

 GDOは将来的に、ゴルフ用品メーカーや消費財メーカーのマーケティングにも同サービスを活用する考え。ゴルフ用品や化粧品の試供品をバッグに同封して、利用者の反応を探る。