富士通コネクテッドテクノロジーズは2017年7月10日、汐留本社で新製品発表会を開催し、SIMロックフリースマートフォンの新製品「arrows M04」を発表した(写真1)。

写真1●arrows M04
写真1●arrows M04
(撮影:山口 健太、以下同じ)
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 販路としては、全国23社の家電量販店やMVNO事業者に提供し、7月20日より順次販売を開始する。価格は事業者によって異なり、取り扱いMVNOの1社である楽天モバイルでは3万4800円(税別)と発表している。

年齢が高めの人に向けたSIMフリースマホ

 発表会には、富士通コネクテッドテクノロジーズ マーケティング統括部 部長の今村誠氏が登壇(写真2)。MVNO市場について「順調に拡大している。メジャーな存在になることでスマホに詳しくない人が市場に入ってくる。今後増えてくる、年齢が高めの人にも手に取ってもらえる端末を開発した」と語り、「arrows M04」を発表した。

写真2●富士通コネクテッドテクノロジーズ マーケティング統括部 部長の今村誠氏
写真2●富士通コネクテッドテクノロジーズ マーケティング統括部 部長の今村誠氏
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 特徴としては「安心」や「堅牢性」を進化させた。堅牢性については、これまで14項目に対応していたMIL規格に9項目を追加し、23項目に準拠した。画面割れ対策としてはステンレスフレームを追加。「画面のガラスは筐体の歪みで割れる。本体の剛性を上げれば画面は割れにくくなる」(今村氏)とした。落下については1.5mの高さにも耐えられるようになった。

 防水性能については、新たに市販のハンドソープや食器洗い用洗剤で洗えるようになった(写真3)。「調査によれば、スマホを洗いたいという人は8割もいる」(今村氏)という。日本で家庭用として売られている洗剤やハンドソープに対応しており、電源を落とした状態で洗うことを推奨する。お湯で洗うことには対応していないという(写真4)。

写真3●食器用洗剤で洗っている様子
写真3●食器用洗剤で洗っている様子
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写真4●市販の家庭用ハンドソープなどに対応
写真4●市販の家庭用ハンドソープなどに対応
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