スマートフォンを使った割り勘アプリ「paymo(ペイモ)」を開発・提供するAnyPayは2017年7月7日、スマホの電話番号だけで割り勘代金を支払える機能などを追加した。同アプリをインストールしていない相手でも、電話番号を介して支払える。支払いの自由度を高めて、利用者拡大につなげる考えだ。

 paymoは個人同士のお金をやり取りをスマホだけで済ませられる。飲食やレジャーなどの代金の「割り勘」に用途を特化している。

 割り勘の代金を支払う際、支払いたい相手の電話番号と代金をpaymo内で指定して、支払い処理を実行する。相手にはSMSで代金を支払う旨のメッセージが届き、相手がSMSに記述されたリンクをクリックするとpaymoのダウンロードが促される。paymoをインストールして割り勘のレシートをアップすると代金が相手のpaymoに届く仕組みだ。

電話番号による支払い処理の流れ
電話番号による支払い処理の流れ
(出所:AnyPay)
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 AnyPayは同日、一定の期間が過ぎても支払っていない請求があった場合に支払いを促す「リマインド機能」も追加した。請求者本人ではなくアプリが自動的にメッセージを送るため、友人同士で催促するのをためらう場合でも支払い忘れを防ぎやすくなる。