パナソニックは2017年7月5日、堅牢ノートパソコン「TOUGHBOOK(タフブック)」の新機種として、12型液晶ディスプレイを搭載した「CF-33」を発表した。ノートパソコン、タブレット端末のいずれとしても使える、いわゆる着脱型2in1の機構としたのが特徴。価格はオープンで、予想実売価格は税抜き43万円前後。

パナソニックが9月下旬に発売する「タフブック CF-33」
パナソニックが9月下旬に発売する「タフブック CF-33」
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 CF-33のきょう体はタブレット部とキーボード部から成る。キーボード部にタブレット部を装着した状態ではノートパソコンとして使え、タブレット部をキーボード部から取り外すとタブレット端末として使える。

 また、客先でのプレゼンテーションなどを想定し、タブレット部の液晶ディスプレイ面を外側に向けてキーボード部に装着することも可能にしている。重さはタブレット部・キーボード部の合計で約2.76kg、タブレット部単体では約1.53kg。キーボード部には持ち運び用の取っ手が付いている。

 タブレット部には着脱可能なバッテリーパックを2つ搭載しており、バッテリー駆動時間は約12.5時間。バッテリーパックは、電源が入った状態のまま着脱するホットスワップが可能な構造となっており、1つずつ交換することで長時間の連続駆動が可能だ。

 アスペクト比(画面の横縦比)が3:2の液晶ディスプレイを採用しており、画面解像度は2160×1440ドット。標準仕様モデルのCPUはCore i5-7300U vPro(動作周波数2.6GHz)、メインメモリーは8GB、内蔵SSD容量は256GB、プリインストールOSはWindows 10 Pro 64ビット。受注生産(BTO)の場合は基本仕様をカスタマイズ可能なほか、バーコードリーダーやLTEモジュール、大容量バッテリー、非接触ICカードリーダー、指紋認証センサー、GPSなどのオプション機器を内蔵できる。

 タフブックでは、2016年3月に発売した10.1型モデルの「CF-20」も同様に着脱型2in1構造を採用している。今回のCF-33の投入により、タフブックは大小2機種とも着脱型2in1モデルとなった。