バッファローは2017年7月5日、ハードディスク(HDD)の故障を予測・警告する「みまもり合図」サービスを開始した。HDDの自己診断情報を定期的に収集し、読み取り不可領域の急増などから故障の可能性をユーザーに警告する。同社製の外付けHDDのユーザーに無償提供する。

ハードディスク(HDD)の故障を予測・警告する「みまもり合図」サービスの警告画面。
ハードディスク(HDD)の故障を予測・警告する「みまもり合図」サービスの警告画面。
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 みまもり合図のクライアントソフトを導入すると、HDDの自己診断機能「S.M.A.R.T.」を通じて収集した情報を1時間おきにみまもり合図のサーバーに送信する。みまもり合図のサーバーは、HDDの診断情報をUSBの機器IDにひも付けて蓄積。不良セクターの数の増え方や使用時間などを基に診断した結果を、A・B・C・D・Fの5段階のランク付けで診断結果をユーザーに通知する。

 B~Dランクの判定では、データのバックアップを促すメッセージを表示。D・Fランクではサポート窓口への相談を案内する。サポート窓口ではバックアップを案内するほか、バッファロー製のHDDにデータを移行する有償サービスを提示する。移行サービスの料金は個別見積もりだが、同社直販サイトの機器代に数千円の技術料を足した程度という。

 対象製品は、USB 2.0/3.0接続の同社製外付けハードディスク。テレビなどのAV機器向け製品は非対応。法人向けには提供しない。クライアントソフトの動作環境は、Windows 7以降、Mac OS X 10.11以降。同社のWebページからダウンロードできるほか、外付けHDDに同梱する。プロキシーサーバーには非対応。