ジュピターテレコム(J:COM)は2017年7月4日、一部地域で7月3日から4日にかけて発生していたインターネット接続サービスの障害に関する詳細を発表した。

ジュピターテレコム(J:COM)の発表資料
ジュピターテレコム(J:COM)の発表資料
(出所:ジュピターテレコム)
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 J:COMによれば障害が発生していた時間帯は、関西エリアが7月3日11時50分から4日10時58分にかけて、熊本エリアが7月3日11時50分から4日10時32分にかけて、東日本エリアが4日10時7分から同日11時20分にかけてである。

 J:COMのサービスと上位回線のサービスを中継する通信機器で不具合が発生し、通信が正常に処理されないためにDNSサーバーの負荷が高まったという。このためユーザーがインターネット接続サービスを利用する際にDNSサーバーからの応答に時間がかかり、インターネットにつながりにくくなった。

 不具合が発生した通信機器は障害が発生した三つのエリアを受け持っており、それ以外のエリアには影響がなかった。「DDoS(分散型サービス拒否)攻撃やその他のサイバー攻撃を受けた可能性は今のところない」(広報部)としている。