日立ソリューションズは2017年7月3日、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の仕組みやAI(人工知能)を活用して企業の働き方改革を支援する「ワークスタイル変革ソリューション」を4日から提供すると発表した。

 「働き方改革に取り組む上で企業が経験する、様々なハードルの解決を支援する」。同日の会見で日立ソリューションズの石原繁樹スマートライフソリューション事業部事業部長はこう話した。今後もソリューションやサービスを順次投入。2020年度にワークスタイル変革ソリューション全体で150億円の売り上げを目指す。

日立ソリューションズの石原繁樹スマートライフソリューション事業部事業部長
日立ソリューションズの石原繁樹スマートライフソリューション事業部事業部長
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 社内システムへの入力作業などを自動化する「Robotic Process Automation 業務自動化ソリューション」は、2017年7月4日から提供。米国のRPAソフト大手、オートメーションエニウェアの製品を使う。同社の販売代理店となるのは、日立ソリューションズが国内ベンダーでは初めて(外資系を除く)。オートメーションエニウェアは、3000社に導入実績を持つという。

  7月20日に始めるのは「AI アシスタント サービス」。自然言語処理の機能を搭載したチャットボットを提供し、グループウエアやCRM(顧客関係管理)システムなどの操作を、pcやスマートフォンのアプリを通じたチャットで実行できるようになる。