JリーグとNTTドコモは2017年6月30日、顧客向けサービス開発などで協力する「トップパートナー契約」を締結したと発表した。AR(拡張現実)やVR(仮想現実)などを使ったサービス開発を進め、全国約2400店のドコモショップとJリーグが連携したサービス提供を見据えて協力する。契約期間は2017年7月から2019年12月までで、期間延長を視野に入れる。

NTTドコモの吉沢和弘社長(右)とJリーグの村井満チェアマン
NTTドコモの吉沢和弘社長(右)とJリーグの村井満チェアマン
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 記者会見でNTTドコモの吉沢和弘社長は「ARを使えば、観客は選手の心拍数や走行距離などの情報を(スマート)グラスで表示させながら観戦できる。VRを応用すれば、スタジアムで観戦していない観客も、よりリアルに試合の様子を把握できる」と話した。

 Jリーグは同日、NTTグループとも「オフィシャルテクノロジーパートナー契約」も締結し、サービス開発で技術的支援を中心に協力するとした。ARやVRを応用したサービス開発に加え、スタジアムのWi-Fi環境の整備などを進める考え。Jリーグの村井満チェアマンは「スタジアムにおけるWi-FI環境整備はなるべく早期に全スタジアムで実現したい」とした。