クラウドエースとF5ネットワークスジャパンは2017年6月30日、協業すると発表した。クラウドエースが提供する米グーグルのクラウドサービス「Google Cloud Platform」の導入支援サービス「クラウドエース」で、F5のWebアプリケーションファイアウォール(WAF)製品「F5 BIG-IP Application Security Manager(BIG-IP ASM)」が利用可能になったと発表した。

 クラウドエース社はサービスにGCPの無人監視プランや技術サポートプラン、システム開発プランなど幅広いプランをそろえる。システム移行や設定代行、コンサルティング、パートナーサービスなどのオプションも提供する。

 BIG-IP ASMはアプリケーションレイヤーのデータを解析し、クロスサイトスクリプティング(XSS)やSQLインジェクションといったWebアプリケーションへのサイバー攻撃を検知する。既知や未知の攻撃を防御できるという。

 今回の協業により、クラウドエース社はBIG-IP ASMを活用したインテグレーションを提供する。GCPのセキュリティをさらに強化できるとする。加えて、F5のアプリケーションサービスプロキシやコンテナコネクタを活用して、アプリケーションを迅速に展開できるという。

 クラウドエース社はF5の「クラウドパートナープログラム」に参加。F5はクラウドエース社の「クラウドエースパートナーズ」ソリューションパートナーとして参加する。両社は今後、共同セミナーの開催などで協業関係を強めていくという。

クラウドエースのWebサイト
F5ネットワークスジャパンのWebサイト