米Googleは現地時間2017年6月28日、画像管理サービス「Google Photos」の共有機能の強化について明らかにした。先月の年次開発者会議「Google I/O」で発表した「Suggested Sharing」機能と「Shared Libraries」機能を、今週よりAndroidとiOS向けアプリケーション、およびWeb版で実装する。

 Suggested Sharingは、機械学習技術を利用し、写真に写っている人物を自動的に判断して、その人と写真を共有するよう提案する。

 「Sharing」タブを開くと、画面上部に共有の提案がカード形式で表示される。提案はユーザーの共有アクティビティや写真に写っている人物などに基づいて行われる。

 「REVIEW」ボタンをタップして提案された写真を確認し、「SEND」ボタンをタップすれば簡単に共有できる。SENDをタップする前に、対象の写真を選び直したり、共有相手を変更できる。

 共有相手がGoogle Photosユーザーでなくても、電子メールアドレスや電話番号を通じて写真にアクセスできる。

 共有相手もGoogle Photosユーザーの場合は、その相手の写真ライブラリーから関連性のある写真が自動で選別され、共有アルバムに追加するよう勧めるメッセージが表示される。

 一方のShared Librariesは、あらかじめ設定した相手とフォトライブラリー全体または特定の写真を自動で共有できるようにする。

 メニューバーから「Share your library」を選択し、共有したい相手の電子メールアドレスを入力する。すべての写真を共有するか、あるいは写っている人物の顔や撮影した日付といった条件を設定する。

 相手が共有招待を承認すると、ユーザーが撮ったすべての写真または条件に合った写真は、ユーザーが操作しなくても相手に共有される。例えば夫婦がお互いの写真や子どもの写真を継続的に共有するのに便利だとしている。
 
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