日本マクドナルドの店舗システムで2017年6月16日から21日にかけて発生したシステム障害の原因が、ランサム(身代金)ウエア「WannaCry(ワナクライ)」の亜種であることが6月28日、日経コンピュータの取材で分かった。

 5月に世界150カ国で感染を広げたWannaCryとは異なり、ファイルを暗号化して身代金を要求しなかったという。ただ、ワームとして感染を広げようと大量のパケットを送出し続けたため、ネットワークが圧迫されて障害につながった。