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速報

「日本はストリーミングで世界のリーダーに」、米NBC Sports DigitalのCTO

下玉利 尚明=タンクフル 2017/06/13 ITpro

 アカマイ・テクノロジーズは2017年6月12日、オリンピックやスーパーボウルなど世界的なスポーツイベントのストリーミング配信を手掛けてきた米NBC Sports DigitalのCTOであるEric Black氏の来日に伴う記者会見を開催した。

 冒頭、アカマイ・テクノロジーズ Regional Sales Directorの鈴木達也氏は「アカマイは、全世界に23万2000台以上のサーバーを有し、世界のWebトラフィックの15~30%を配信している。世界最大規模の分散型コンテンツデリバリーネットワーク(CDN)を構築し、インターネットに信頼性を与えるのがミッションと考えている」と挨拶した。

アカマイ・テクノロジーズ Regional Sales Director 鈴木達也氏
(撮影:下玉利 尚明、以下、同じ)
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 鈴木氏によると「1999年に1Gbps程度だったライブ配信のトラフィックは、2017年のトランプ大統領就任のライブ配信で8700Gbpsにまで拡大した」という。この傾向は日本でも同様で「国内のライブ配信トラフィックは8年前と比べて数十倍に拡大している」(鈴木氏)。国内では、4K、HD配信の準備が整いつつあり、「当社の調査では7割以上のインターネ利用者が10Mbps以上のネット接続環境を備え、HDクオリティ以上でネット動画の視聴が可能となっている」と指摘した。

 続けて、「日本ではネットワーク環境が良いので、特に遅延の少ないライブ配信が求められている。つまり、CDNそのものを再デザインすることへのニーズが高まっている」と述べた。

 具体的には、TCPの伝送効率よりも高い「QUIC」への対応、絶対に落とせないライブ配信イベントのための「Peer Assistance Delivery (ハイブリッド CDN)」の活用、さらには、従量課金以外にもハイブリッド CDNを利用した新しい課金モデルの展開などに取り組むといった方向性を示した。

日本では高精細映像の配信環境が整いつつある

 鈴木氏に続いて登壇した、NBC Sports DigitalのCTOであるEric Black氏は、日本のインターネットの状況や、アカマイとPlaymaker MediaとNBC Sports Digitalで組んで配信したイベントの概要などについて説明した。Black氏はまず、日本のインターネットの状況について、「高精細の映像を配信する環境が整備されている。2017年1四半期ではスループットの平均は20.2Mbpsで米国よりも高く、しかも毎年、向上し、接続性やクオリティも良くなっている。モバイルネットワークも、将来的には4Kのストリーミングも可能になる」と分析。続けて、「日本はIPストリーミングで世界のリーダーになるだろう」と指摘した。

NBC Sports Digital CTO Eric Black氏
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 アカマイとPlaymaker Media、NBC Sports Digitalでライブ配信したイベントでは、ロンドンやリオデジャネイロのオリンピックをはじめ、今後はスーパーボウル、平昌オリンピック、ワールドカップなどが予定されている。Black氏は、「ロンドン・オリンピック以降、全てのオリンピックに関する配信をNBCとPlaymaker Mediaが担当することになった」と説明。2015年には同時視聴者数が1プラットフォームあたり130万人を超え、「ソチオリンピックでは17日間、1000時間のストリーミングを最高品質で視聴できるようにし、リオ・オリンピックでは『35億分』のストリーミング配信を実現した。これもアカマイによる信頼性の高いプラットフォームによる」と優位性を示した。

ソチオリンピックでは1000時間以上のライブ配信を実現した
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 また、Black氏は、「大規模イベントが注目されがちだが、120カ国以上で各国の言語に対応して利用されている。2年前からは市場の要望に応えて、サードパ―ティーサプライヤーとしてインフラを提供している。2500イベントが同時視聴者数2500人以下の小さなものだった」と、小規模イベントでも使えるプラットフォームであることを強調した。

 Black氏は、ライブストリーミングで成功するには、利用者がどのようなデバイスを使ってアクセスしてきても「テレビ放送と同じレベルを実現しなくてはならない」と指摘。そのためには、「冗長性の確立が非常に重要な鍵を握る」と述べて会見を終えた。

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