ファーウェイ・ジャパンは2017年6月6日、SIMロックフリースマートフォンの最新モデル「HUAWEI P10」シリーズ3機種を発表した。この中で、これまで日本では発売されてこなかった大画面のモデルが「HUAWEI P10 Plus」だ(写真1)。
2017年に入り、国内のSIMフリー市場でシェア1位を占めるなど勢いに乗るファーウェイの最新モデルとして、大きな注目を浴びそうだ。今回、発売前のP10 Plusを試用する機会を得たので、P10との違いや急速充電の使い勝手について、本記事でレポートする。
P10より一回り大きいP10 Plusが日本初登場
ファーウェイがMateシリーズと並ぶフラグシップの製品ラインと位置付けるPシリーズにおいて、日本での発売が見送られてきたのが「Plus」が付く大型のモデルだ。
海外の端末メーカーの中には、日本のユーザーは手が小さく、5インチ以下の画面を好むと認識しているところも少なくない。だがファーウェイは2016年12月に日本で5.9インチの「Mate 9」を発売し、これが大きな成功を収めたため、P10 Plusの投入に踏み切ったという。
画面サイズが5.1インチのP10と比べて、5.5インチのP10 Plusは一回り大きなサイズになる。同じ5.5インチのiPhone 7 Plusとの比較では、P10 Plusのほうが横幅が3.7mm細く、持ちやすいといえる(写真2)。