NECは2017年6月6日、ビジネス・教育向けPCの新製品16タイプ78モデルを同日から順次発売すると発表した。本体の面積を約1割縮小し、同社の13.3型モバイルノート歴代モデルで最も軽い約769gの筐体を採用した「VersaPro UltraLiteタイプVG」、筐体の奥行きを約8cm、容積で約2割小型化したスリムタワー「MateタイプME/MB」などをラインアップした。

 新製品全モデルで最新OS「Windows 10 Creators Update」を搭載。また、Windows 7/8.1の継続利用ニーズに配慮し、Windows10からのダウングレードモデルも用意した。さらに、新製品と同時購入する場合に限り希望小売価格(税別)5000円で購入できる顔認証PCセキュリティソフト「PCセット購入限定/NeoFace Monitor V2」を用意した。

 VersaPro UltraLiteタイプVGは、画面が360度開閉し、ノートPCとしてもタブレットとしても利用できる2in1モバイルPC。13.3型の画面サイズながらスリムベゼル(狭額縁)を採用し、本体面積を約1割縮小してA4サイズ並みに抑えた。事務机の引き出しにも収納可能。Core i5-6200Uプロセッサーを搭載。画面解像度はフルHD(1920×1080ドット)。バッテリー駆動時間は約6.5時間、オプションの大容量バッテリーを搭載することで、約62gの質量増で約10時間の長時間駆動が可能。最小構成価格は32万9000円から。

VersaPro UltraLiteタイプVG
VersaPro UltraLiteタイプVG
(出所:NEC)
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 Mate タイプME/MBは、筐体をより小さくするとともに、前面にはUSB 3.0ポートを2個追加することで利便性を向上した。インテル第7世代プロセッサー搭載モデルを追加した。無線LANの有無も選択可能。タイプMEは最小構成価格18万1000円から、タイプMBは同15万9500円から。

MateタイプME
MateタイプME
(出所:NEC)
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MateタイプMB
MateタイプMB
(出所:NEC)
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 ビジネスノート「VersaPro」シリーズは、タブレットPC「タイプVS」が14万8500円から。ハイパフォーマンスノート「タイプVD」が23万2000円から。スタンダードノート「タイプVX」が17万1500円から。ベーシックノート「タイプVA」が16万6000円から。エントリーノート「タイプVE」が14万7500円から。コンパクトモバイルノート「UltraLiteタイプVB」が22万4500円から。ハイパフォーマンスモバイルノート「UltraLiteタイプVM」が27万3000円から。

 デスクトップ「Mate」シリーズは、エントリーモデル「タイプMA」が13万6500円から。スモールモデル「タイプMC」が15万5400円から。液晶一体型「タイプMG」が25万3500円から。

 SOHO・中小企業向け製品の3機種はオープン価格。同社直販サイト「NEC特選街」での直販価格は、エントリーノートPC「VersaProタイプVL」が8万6000円から、「VersaProタイプVF」が7万3000円から。ベーシックデスクトップ「MateタイプML」が6万5000円から。

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