楽天は2017年6月1日、ローソンとの間で、スマートフォン画面に表示したバーコードで決済するサービス「楽天ペイ」の導入に向けた基本合意書を締結したと発表した。合意に基づき、8月から全国のローソン・ナチュラルローソン・ローソンストア100の約1万3000店舗で楽天ペイが使えるようになる予定だ。

「楽天ペイ」決済の利用イメージ
「楽天ペイ」決済の利用イメージ
(出所:楽天)
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 楽天ペイは、スマホ画面に表示されるバーコードを店舗のレジ・スマホ・タブレット端末で読み取ることで決済するサービス。代金はアプリに登録した楽天会員IDにひも付いたクレジットカードから引き落とされる。楽天ペイで支払いをすると「楽天スーパーポイント」が200円(税込み)につき1ポイント貯まる。楽天ペイでの支払い時にポイントを代金の一部に充てることもできる。

 現在楽天ペイが使えるのは中小店舗が中心で、全国チェーン店舗で使えるようになるのはローソンが初の事例になる。

 ローソンは現在、楽天ペイと同種のバーコード・アプリ決済サービスでは、中国アリババ傘下のアント・フィナンシャルが運営する「支付宝(Alipay、アリペイ)」と、LINEが運営する「LINE Pay」に対応している。新たに楽天ペイも使えるようにし、顧客の利便性を高める。