関西テレビ放送は2017年5月31日、これまで自社で運営してきた二つの動画配信事業を統合し、6月1日に新サービスとして開始すると発表した。

 新サービスの名称は「カンテレドーガ」。従来の有料動画配信サービスに加え、無料の見逃し配信サービスを提供する。現在の動画コンテンツ数は約1300本。今後、さらに内容を充実させ、魅力あるサービスを提供していくとしている。

図●「カンテレドーガ」のロゴマーク
図●「カンテレドーガ」のロゴマーク
(出所:関西テレビ放送)

 関西テレビはこれまで、自社運営の動画モバイル事業「スマホDEカンテレ」で、主に有料の動画配信やゲームなどのサービスを提供してきた。また、各配信事業者のプラットフォームを通じて関西テレビのコンテンツを展開する有料課金サービスを展開してきた。

 今回、新たに自社プラットフォームでの無料の見逃し動画配信を開始し、従来のサービスと合体させて名称を「カンテレドーガ」に統一することにより、より利用しやすく、より幅広いサービスにすることを目指す。

8K/HDRオリジナル作品の制作も発表

 関西テレビは同日、初の8K/HDRオリジナル作品の「つくるということ」を制作したことも発表した。本作品は「カンテレ テクニカルフェア2017」(2017年6月6日開催)にて初の8K上映を行う。

 同作品は今後、技術展示会などでも8K上映を予定する。2Kおよび4Kでの地上放送や配信などについては検討中という。