AOSデータは2017年5月31日、従来の法人向けクラウドバックアップサービスの「AOSBOX(エーオーエスボックス) Business」に、AI機能を追加した「AOSBOX Intelligent」を8月から提供すると発表した。バックアップ機能はそのままに、AI技術を活用して検索機能やタグ付け機能などを強化した。価格は未定。

 クラウド上のビッグデータの活用と検索を目的に開発した製品。AI技術を活用した検索機能により、ファイル名を覚えていなくても関連キーワード、フレーズを入力することで瞬時に検索できる。同機能によりディスカバリー(証拠開示)を実装できる。また、ユーザーが実行した操作ログ(バックアップ、ダウンロード、検索したファイル、検索キーワードなど)を監査できる強力な監査機能を搭載した。

 写真ファイルは、画像分析してタグ付けすることで、大量のデータを自動で分類する。多言語対応OCR機能により画像データのテキスト抽出し、検索可能なデータにできる。動画や音楽、写真などは、サムネイルやストリーミング、メタデータを自動作成することで、コンテンツのプレビューやストリーミング配信により検索しやすくなった。

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