ソフトバンクは2017年5月31日、「Y!mobile」(ワイモバイル)の夏モデル新製品としてスマートフォン、モバイルWi-Fiルーター、フィーチャーフォンをそれぞれ1機種ずつ発表した(写真1)。

写真1●ソフトバンクがワイモバイルの夏モデル新製品を発表
写真1●ソフトバンクがワイモバイルの夏モデル新製品を発表
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3月は過去最高の獲得数を達成

 ワイモバイルの最新状況について、ソフトバンク 執行役員 プロダクト&マーケティング統括 Y!mobile事業推進本部 本部長の寺尾洋幸氏は、「2017年3月は過去最高の獲得数だった。昨年も3月はすごく伸びたが、それをはるかに超える数字を出した。4月も同様に来ている」と好調ぶりを語った(写真2)。

写真2●ソフトバンク 執行役員 プロダクト&マーケティング統括 Y!mobile事業推進本部 本部長の寺尾洋幸氏
写真2●ソフトバンク 執行役員 プロダクト&マーケティング統括 Y!mobile事業推進本部 本部長の寺尾洋幸氏
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 ドコモが「ワイモバイル対抗」とされるプランを続々と繰り出している点については、「ワイモバイルなら2GBのプランを家族3人で使っても1年目は月額4940円で、5000円を切っている」(寺尾氏)と、安さをアピールした。

 最近の傾向としては相談件数が増え、シニア世代も増加してきたという。「初めてスマホを使う人に向けて、非常にベーシックなところからサポートする必要がある」(寺尾氏)と語った。

 店舗でのサポートについて、Androidに精通した店頭スタッフを増やすグーグルの「Android Ambassador」プログラムをワイモバイルは採用している。「全国に1000店舗があり、サポートの能力にもバラツキが出てくるため、ボトムアップが必要だ。Android Ambassadorは60名まで増えており、今後は600名まで計画している」(寺尾氏)と語った。

 通信速度については「キャリア品質である」(寺尾氏)として、ほかのMVNOとの違いを強調した。端末の品揃えについては「iPhone SEの取り扱いを始め、Android Oneも充実してきた。iPhoneとAndroidの比率は4:6ぐらいではないか」(同)と語った。