シャープは2017年5月29日、広島東洋カープファン向けのウエアラブル端末「funband(ファンバンド)」を、6月1日から限定販売すると発表した。クラウドと連携して随時試合の情報を入手できるほか、応援の盛り上がりをバイブレーターで体感できる。販売価格は1万円(税別)。

funband(ファンバンド)の外観
funband(ファンバンド)の外観
(出所:シャープ)
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 スマートフォンとBluetoothで接続して使用する腕時計型のウエアラブル端末で、試合状況など最新のカープ情報を随時表示する。内蔵モーションセンサーによって、funbandを装着したカープファンの試合中の腕の動きを“応援アクション”として感知して、本体内蔵バイブレーターをを振動させたり、LEDを発光させて応援を盛り上げることができる。

 利用者全員の応援アクションをクラウド経由で集計し、数値化した「応援パワー」を本体ディスプレイに表示するため、球状から離れた場所でも試合の盛り上がりを共有できる。このほかにも、応援アクションを応援ポイントとして蓄積して、選手の人気投票などに利用できる。

 0.77型96×39ピクセルの白色有機ELディスプレイを搭載。内蔵リチウムイオン充電池により試合中は約5時間、試合中以外では約200時間動作する。コアユニットのサイズは横34.9×縦42.2×厚さ11.2mm、リストバンドは長さ258×幅36.8×厚さ最大10.8mm。重さは約39g。

 今回の限定販売では、現地のショッピングセンター「ゆめタウン」「ゆめマート」の広島県内13店舗および山口県岩国市内1店舗の合計14店舗で販売する。販売台数は1000台の予定。funbandを利用するには有償の専用サービスへの加入が必要だが、今回の1000台分は初回1年分を無償で提供する。

 同社は今後、サービス内容を一層充実させて、スポーツのほか音楽などのエンターテインメント分野も含めて幅広く提案していく。

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