新生銀行は2017年5月25日、システム障害により午前9時ころから午前11時55分ころにかけて約3万7000件の送金取引が遅延したと発表した。原因はサーバー間でやり取りするデータに漏れが生じたこと。現在は復旧し、遅延していた送金取引も完了している。

システム障害のお知らせを掲載する新生銀行のWebサイト
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 障害が起きたのは、他行から新生銀行の個人口座宛の送金取引を処理するシステム。送金情報をあるサーバーから別のサーバーへ伝達する際、データの漏れがあり、エラーが発生。エラー以降の送金処理に遅延が生じた。「やり取りするデータの形式に問題があったのか、サーバー側のプログラムに問題があったのかは調査中」(新生銀行広報)。エラーを引き起こした送金取引を特定し、データを再送したところエラーが解消されたとしている。

 他行から新生銀行の法人口座宛の送金取引は別システムで管理しており、影響はなかった。