バッファローは2017年5月24日、「DFS障害回避機能」や「干渉波自動回避機能」を搭載したIEEE802.11ac対応の法人向け無線LANアクセスポイント「WAPM-1266R」を7月中旬から順次販売開始すると発表した。電波干渉のある環境でも安定した通信が可能。希望小売価格(税別)は3万9800円。

WAPM-1266R
WAPM-1266R
(出所:バッファロー)
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 一般的な5GHz帯対応製品では、気象・航空レーダー波を検知すると「動的周波数選択(DFS:Dynamic Frequency Selection)」により約60秒間通信が切断される。同製品は、レーザー監視用アンテナで干渉しないチャンネルを常に把握し、通信を止めずに瞬時にチャンネルを切り替える。また、干渉波自動回避機能は、周りの電波や干渉波を感知して自動で最適なチャネルを選択できる。

 2.4GHz帯と5GHz帯の両対応。1台のアクセスポイントで最大256台の端末を同時接続できる。また、別売の管理ソフトを使うことで電波環境を見える化でき、オフィスなど多数台のクライアントを接続するために多くの無線LANアクセスポイントの設置が必要な場所や、観光地での公衆無線LANアクセスポイントとしての利用に向く。

 通信速度は、5GHz帯は最大866Mbps(理論値)、2.4GHz帯は最大400Mbps(理論値)。本体寸法は幅175×高さ200×奥行き45mm、重さは約800g。合わせて、無線LANアクセスポイントの盗難やイタズラを防ぐセキュリティケース「WLE-OP-SCA」を発売する。希望小売価格は3800円。

WLE-OP-SCA
WLE-OP-SCA
(出所:バッファロー)
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取り付けイメージ
取り付けイメージ
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「WAPM-1266R」の製品情報
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