スウェーデンの家具小売り大手、IKEAは現地時間2017年5月23日、今夏・秋をめどに、同社のLED電球システムを米テクノロジー大手3社のアシスタントサービスに対応させると発表した。

 同社がスマート照明と呼ぶ「TRADFRI」ブランドのLED照明シリーズでは、専用のリモートコントロール機器やモバイルアプリを使って、オン/オフや光量/色温度の調整が行える。同社は2017年4月から同シリーズを欧州と北米で販売している。

 今後はこうした機能を、米Amazon.comの音声アシスタントサービス「Alexa」、米Googleの音声アシスタントサービス「Google Assistant」、米Appleの家電管理ソフトウエアプラットフォーム「HomeKit」に対応させる。

 これによりTRADFRIは、Alexaを搭載するアシスタント機器「Echo」シリーズや、「Google Home」などのGoogle Assistant搭載機、AppleのiOS端末で制御できるようになる。iOS端末では「Home」アプリで機器の設定や調整が行えるほか、これらをAppleの音声アシスタントサービス「Siri」でも実行できるようになる。

 このほか、AppleのHomeKit、Google Assistant、AmazonのAlexaに対応する、サーモスタット、ドア鍵、各種センサー、天井ファン、ブラインドといったホームアクセサリー機器ともシームレスに連携するとIKEAは説明している。

 IKEAは、スマートホーム事業に大きな可能性があると見て、今後も他社と連携し、こうしたコネクテッド製品を増やしていきたい考え。

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