NTTドコモは2017年5月23日、新たにケーブルテレビ事業者と協業して、「ドコモ光」上で映像サービスの提供(取次販売)を2017年6月1日に開始すると発表した。

 NTTドコモは、ケーブルテレビ事業者の卸FTTHサービスを利用した協業により「ドコモ光 タイプC」の提供を2016年12月に開始した。合わせて、ケーブルテレビ事業者からの卸FTTHサービスによらない協業についても検討を進めてきた。

 今回の協業では、ケーブルテレビ事業者がNTT東西の「フレッツ・テレビ伝送サービス」を利用した映像伝送により放送サービスを提供している場合に、「ドコモ光 タイプA/B」などの利用者に対して、NTTドコモが取次販売を行う。

 この協業により、「フレッツ・テレビ伝送サービス」を利用したケーブルテレビ事業者の映像サービスの利用世帯は、視聴環境を変えることなく「ドコモ光 タイプA/B」などを利用できるようになる。

図1●NTTドコモとケーブルテレビ事業者の二つの協業モデル
図1●NTTドコモとケーブルテレビ事業者の二つの協業モデル
(出所:NTTドコモ)
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 この協業の第一弾として、飯田ケーブルテレビおよび狭山ケーブルテレビと取次契約を締結、2017年6月1日からドコモショップなどで両ケーブルテレビ事業者の映像サービスの申込を取り次ぐ。

 飯田ケーブルテレビと狭山ケーブルテレビは、いずれも光コラボレーションモデルに基づき、NTT東日本の光回線を用いてケーブルテレビ提供エリアの全域光化に取り組んでいる。

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