MMD研究所は2017年5月19日、「2017年SIMフリースマートフォン購入者調査」の結果を公表した。SIMフリースマホ利用者が現在使っている端末のメーカーシェア1位は米アップルで25.1%だった。2位は台湾エイスーステック・コンピューターで13.0%で、3位は中国ファーウェイで12.5%。国内メーカーでは富士通が4位に食い込み、シェアは8.9%だった。

(出所:MMD研究所)
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 機種シリーズ別では上位3機種をiPhoneが占めた。シェア1位は「iPhone SE」で8.1%で、2位は「iPhone 5s/5c」で5.3%、3位は「iPhone 7/7 Plus」で5.2%だった。以下、「arrows M02」が4.7%、「HUAWEI P9 lite」と「arrows M03」がそれぞれ4.2%と続いた。

(出所:MMD研究所)
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 SIMフリースマホの認知度を調べたところ、「名前だけは聞いたことがある」が34.7%、「だいたいどんなものかわかる」が23.8%、「全くわからない」が21.0%だった。なお、「現在利用している」は9.2%となり、普及率は1割弱だった。

(出所:MMD研究所)
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 SIMフリースマホを認知してから利用に至るまで、どこで購入プロセスを離脱するかを分析(ファネル分析)すると「認知」が79.0%、「内容理解」が44.3%、「利用検討」が20.5%、「利用経験」が10.5%、「現在利用」が9.2%となった。

(出所:MMD研究所)
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 男女別では「認知」が男性53.6%・女性46.4%と半々に近かったが、「内容理解」では男性64.0%・女性36.0%、「利用経験」は男性65.0%・女性35.0%と差が出た。内容理解以降では女性は男性の約半数に減少した。

(出所:MMD研究所)
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 調査は15歳以上の男女を対象にインターネットで調べたもの。端末シェアの有効回答数は1036人で、調査期間は3月17~24日。認知度の有効回答数は3万6692人で、調査期間3月10~23日。

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