ZenmuTech(ゼンムテック)は2017年5月18日、データを無意味化することで、PCの紛失や盗難に遭っても情報漏洩にならない状態にするセキュリティソリューション「ZENMU(ゼンム)」のPC向け最新版「ZENMU for PC 3.2」を6月1日に販売開始すると発表した。ライセンス価格(税別)は、1~99ユーザーの買い取りの場合で1ライセンス当たり2万7400円。別途、保守料が年間4100円かかる。サブスクリプション契約の場合で1ライセンス当たり年間9600円。

 情報を意味のないデータに変換して分割(無意味化)したうえで、分散片をPC内のストレージとUSBメモリーや外部ストレージに物理的に分散保管することで、PCの紛失や盗難にあっても情報漏洩にならない状態にするソリューション。ZENMU for PCをインストールしたPCに分散片を保管した外部ストレージを接続すると、PC内の分散片と外部ストレージ内の分散片から情報を含んだ仮想ドライブを復元し、ユーザーは情報にアクセスできるようになる。

 最新版では、無意味化された分散片の保管先となる外部ストレージに、無線接続のiPhoneを選択できるようになった。iPhoneとPCの無線接続が断たれると仮想ドライブの利用が制限される。これまでPCとiPhoneをUSB接続する際に必要だったiTunesのインストールが不要になるため、セキュリティポリシーによってiTunesのインストールができなかった企業でも、iPhoneを外部ストレージに利用できる。

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