ハーツユナイテッドグループは2017年5月15日、ローソン会長の玉塚元一氏が同年6月27日付で代表取締役社長 CEO(最高経営責任者)に就任すると発表した。創業者である現 代表取締役社長 CEOの宮澤栄一氏は取締役 会長に就く。

 ローソンは玉塚氏が同年5月30日に会長を退任すると発表している。同氏はこれまでハーツの顧問を務めており、同年6月1日にまず同社の代表執行役員に就任し、同月27日に開催予定の定時株主総会およびその後の取締役会で、代表取締役社長 CEOに就任する予定。

 ハーツはソフトウエアの不具合を検出するデバッグ事業を中心とした企業。宮澤氏が2001年に創業した。IoT(Internet of Things、モノのインターネット)などのITの発展によりソフトウエアの利用範囲が拡大し、同社が手掛けるソフトウエアの不具合の検出やセキュリティの確保などの重要性が増している。さらなる事業の成長のために、企業経営者としての豊富な経験を持つ玉塚氏を宮澤氏の後継者に選んだという。

[ハーツユナイテッドグループの発表資料(PDF)]