アドバンテックは2017年5月11日、IoTプラットフォーム「エッジインテリジェンスサーバ EISシリーズ(以下、EIS)」の説明会を開催した。説明会では、日本法人の社長兼日本地区最高責任者のマイク小池氏が、IoTプラットフォームの普及に向けた同社の取り組みと「ELAA(Embedded Linux& Android Alliance)」の意義について説明した。

アドバンテック日本法人 社長兼日本地区最高責任者のマイク 小池氏(撮影:林 徹、以下同じ)
アドバンテック日本法人 社長兼日本地区最高責任者のマイク 小池氏(撮影:林 徹、以下同じ)
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IoTの成長フェーズにドメインフォーカスのクラウドサービスが今後大きな市場を占めるという
IoTの成長フェーズにドメインフォーカスのクラウドサービスが今後大きな市場を占めるという
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 小池氏によれば、アドバンテックはIoT市場の中でも特に製造に注目しているという。「今後日本では労働人口が減少するため『インダストリー 4.0』が必須になる。IoTを使った技術継承が重要になるからだ」と述べた。

アドバンテックはスマートファクトリーとスマートシティにフォーカスする
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 そうした状況のなか、同社は2017年5月10日にEISシリーズを発表。その意義について、「ネットワーク上にあるデータの45%が『エッジ』に存在する。それらをクラウドに届けるソリューションがEISシリーズだ」と説明。ソリューションとして、「EIS単体とセンサー類を同梱したスターターキットをオンラインで販売する」と語った。