KDDIは2017年5月11日、NHK（日本放送協会）と共同で、第5世代移動通信システム（5G）を活用して、放送分野における映像配信の高度化を推進するための実証実験を同月に開始すると発表した。

　この実証実験では、5Gの特徴である高速・大容量を生かし、移動中における8K映像の伝送を実施する。2018年以降には、実際のスタジアムなどの環境で、8K映像の中継や配信を想定した実証実験を計画している。

　将来的には、8Kカメラでとらえた世界の一流アスリートの熱戦の模様を手元の端末で視聴したり、複数の高精細カメラ映像を端末で自由に切り替えて視聴するなど、新たなスポーツ観戦スタイルの提供を目指す。

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