米Amazon.comは現地時間2017年5月9日、ディスプレーを備え、ビデオ通話などが行えるアシスタント機器「Echo Show」を発表した。米国で同年6月28日に出荷を開始する予定で、すでに事前注文の受付を始めている。

写真●米Amazon.comが発表したディスプレーを備え、ビデオ通話などが行えるアシスタント機器「Echo Show」。
写真●米Amazon.comが発表したディスプレーを備え、ビデオ通話などが行えるアシスタント機器「Echo Show」。
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 Echo Showは、従来のスピーカー型アシスタント機器「Amazon Echo」同様に、同社のアシスタントサービス「Alexa」が利用できる機器。本体には7インチのタッチスクリーンを搭載しており、利用者の音声命令に応じてニュース速報を映したり、音楽再生と同時に歌詞を表示したり、「Prime Photos」の写真を表示したり、YouTube動画を再生したりできる。またAlexaに対応する家庭用機器の操作も可能で、従来のように照明や室温の調整が行えるほか、セキュリティカメラの映像を表示することもできる。

 Amazon.comは、Echo Showの発表と併せて、EchoシリーズとAlexaアプリに通話とメッセージ機能を追加することも明らかにした。これにより、Echo Show同士ではビデオ通話が可能になり、スピーカー型の従来機器では、通話と音声メッセージ機能が利用できる。またEchoシリーズの各種設定を行うiOS/Android向けAlexaアプリでも、これら通話/音声メッセージを利用できるようにした。

 Echo Showの大きさは、高さ187mm、幅(前面)187mm、奥行き90mm。重さは1.17kg。本体には5メガピクセルのカメラ、2基の2インチスピーカー、8基のマイク、Intel Atom x5-Z8350プロセッサ、Wi-Fi、Bluetoothなどを搭載する。

 本体カラーがブラックとホワイトの2モデルを用意しており、価格はいずれも229.99ドル。現在は2台同時購入すると359.98ドル(100ドル引き)になる販売キャンペーンを行っている。