NECは2017年5月9日、ソフトウエアパートナー制度の一新を発表した。同日付で、パートナー制度の名称を「Partner Program for Software」から「NEC Software WORKS」に変更する。

 従来のパートナー制度の特典は、問い合わせ対応や検証環境の提供が中心だった。新しい制度では、パートナーとNECが共同でビジネスを創出する特典を追加する。具体的には、製品の活用シナリオやビジネスコンセプトを検討する「ビジネス共創ワークショップ」、持ち寄ったアイデアを出し合いながらソリューション開発を進める「技術交流会」などを用意する。

 目玉は、ディープラーニングのソフトウエア製品「NEC Advanced Analytics - RAPID機械学習」(RAPID機械学習)のパートナープログラム「RAPID WORKS」を新設したこと。RAPID機械学習は2015年8月に発売した製品で、「省リソースでも高速なのが特徴」(NEC広報)だ。これまでは直販していたが、パートナープログラムの新設を機に間接販売に乗り出す。

 RAPID機械学習の間接販売に乗り出す背景について、「AIに対する市場ニーズが多様化し、NEC単独では満たせないことも出てきた。数多くの企業とのパートナーシップで一緒にサービスを作り、製品を販売していきたいと考えた」(NEC広報)と説明する。