米レッドハットは2017年4月13日(現地時間)、企業向けのコンテナ基盤構築ソフト「Red Hat OpenShift Container Platform」の最新版「3.5」の提供を開始した。同製品はLinuxの「Red Hat Enterprise Linux」上に、Dockerコンテナのランタイム、Dockerコンテナの運用自動化ツール「Kubernetes」などを追加したソフト。

 新版では、Kubernetesの「StatefulSets」が利用可能になった。従来の仮想マシンや物理サーバーに代わって、Kubernetesが提供するサービスのスケーリングや状態管理の機能をコンテナとして実行する。また、Red Hat JBoss Enterprise Middleware製品群を含む、従来のJava EEアプリケーションを実行するためのプラットフォームも提供。このほかにも、Redis、MySQL、PHPなどの開発ツールと言語を包含した。

 コンテナのセキュリティ面では、証明書管理を強化した。期限切れの証明書に基づいて警告を与える機能、セキュリティ証明書を更新する機能などを提供する。

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