台湾貿易センター (TAITRA)は2017年4月19日、台湾・台北市で開催するICT展示会「COMPUTEX TAIPEI 2017」(2017年5月30日~6月3日)の開催概要を発表した。ICT業界のトレンドである人工知能(AI)やロボット工学、VR(仮想現実)技術を新たにテーマとして打ち出す。

台湾貿易センター (TAITRA)はICT展示会「COMPUTEX TAIPEI 2017」の開催概要を発表した
台湾貿易センター (TAITRA)はICT展示会「COMPUTEX TAIPEI 2017」の開催概要を発表した
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 COMPUTEX TAIPEI 2017では、テーマとして「AI & ロボット工学」「イノベーション & スタートアップ」「ビジネスソリューション」「IoT(インターネット・オブ・シングズ)アプリケーション」「ゲーミング & VR」を設定する。出展企業数は1600社以上、ブース数は約5010になると予測する。来場者は昨年と同程度の4万人、日本からの来場者は約3500人になると見込んでいる。

 展示会場では、ベンチャー企業が出展する「InnoVEX」、最新のIoTアプリケーションを紹介する「SmartTEX」、高性能ゲーム製品を紹介する「Gaming & VR」、米アップルのMFi(Made For iPhone/iPad/iPod)認証を受けた製品を展示する「iStyle」の四つのエリアを設ける。

 同センターの葉明水 (Walter Yeh)プレジデント兼CEO(最高経営責任者)は、「COMPUTEX TAIPEIには先進企業が多く参加し、多くの投資家も訪れる。イベントをグローバル・テクノロジーのエコシステムにしたい」と話す。同氏によれば、台湾は2016年からスタートアップ企業を支援したり、IoT産業の研究開発を後押ししたりする「アジアシリコンバレー計画」を推進しているという。

TAITRAの葉明水 (Walter Yeh)プレジデント兼CEO(最高経営責任者)
TAITRAの葉明水 (Walter Yeh)プレジデント兼CEO(最高経営責任者)
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