Ubuntu最新版「17.04」登場、スワップや印刷などを改善

2017/04/14
高橋 秀和=ITpro (筆者執筆記事一覧

 Ubuntuチームは2017年4月13日(米国時間)、Linuxディストリビューション「Ubuntu」の新版「17.04」を公開した。GUIが標準で利用できるDesktop版とサーバー向けのServer版のほか、軽量な「Xubuntu」などの派生品をダウンロードできる。

Ubuntu 17.04のデスクトップ
Ubuntu 17.04のデスクトップ
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 17.04はLinuxカーネルのバージョンを4.10に更新した。カーネル4.10では仮想マシンがネットワークインタフェースを直接制御する機能を取り込んだ。Linuxディストリビューションとしてはスワップ領域の構成や印刷機能を改善した。

 これまでパーティションとして自動構成されていたスワップ領域を、17.04からはファイルとして用意する。ユーザーは必要に応じてスワップ機能をオン/オフできる。印刷面ではスマートフォンやタブレット向けOSで主流のネットワーク印刷技術「IPP Everywhere」および「Apple AirPrint」の機能を加えた。両技術に対応するプリンターならばデバイスドライバー不要で印刷できる。

 UbuntuをベースにGUI環境や搭載アプリケーションをカスタマイズした派生品(フレーバー)では、「Ubuntu Budgie」が公式に加わった。Ubuntu Budgieの設計思想は「Simplicity(簡潔)」と「Elegance(優雅)」の実現といい、いわゆる軽量Linuxディストリビューションに属する。

 Ubuntu 17.04は、サポート期間が9カ月のリリース。2017年10月公開予定のUbuntu 17.10の公開後3カ月ほどでバグ修正プログラムの提供が終わる。サーバーや組み込みなどの用途で長期のバグ修正が必要な場合は、2年に1回リリースされ、サポート期間が5年間ある長期サポート(LTS)版を利用する。

 現在のLTS版は2016年4月公開の「Ubuntu 16.04 LTS」。2018年4月公開予定の次期LTS「Ubuntu 18.04 LTS」では2011年公開のUbuntu 11.04以来の独自GUI環境「Unity」を廃し、クラウドやIoT関連機能の強化に開発リソースを振り向ける。GUI環境は米レッドハットが支援するLinuxディストリビューション「Fedora」や「CentOS」でも使われている「GNOME Shell」に切り替える予定だ。

[発表資料へ]
[Ubuntuの配布ページ]
[Unity開発停止の声明]

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