米Facebook傘下の米Instagramは現地時間2017年4月13日、写真や動画の共有サービスInstagramで提供される、投稿が一定時間で消える「Stories」機能の1日当たりのアクティブユーザー(DAU)が2億人を突破したと発表した。

 Storiesは、2016年8月に提供開始された。写真や動画を加工して友人や家族などと共有し、24時間後には投稿コンテンツが消滅することになっている。米Snapが写真や動画の共有サービスSnapchatで同等の機能を提供している。米Forbesによれば、SnapchatのDAUは約1億6000万人。Instagram Storiesが、ユーザー数で先発のSnapchatを上回った。

 Facebookは2017年3月、FacebookアプリケーションにもStoriesを導入している。さらにユーザー数を増やしてくる可能性がある。

 Instagramは同時に、自撮り写真をステッカーとして利用できるようにするツール「Selfie Sticker」と、動画の特定の部位にステッカーを固定する機能「Pinning」を提供開始した。さらに、特定地域で利用可能なステッカー「Geosticker」をシカゴ、ロンドン、マドリッド、東京に拡大する。

 こうした機能もほとんどがSnapchatに備わっている。Pinningは、Snapchatが2016年4月に公開した「3D Sticker」に、Selfie StickerはSnapchatが2016年12月に追加した「Scissors」に似ている。また、Snapchatは場所に応じて選べるフィルターを2014年7月から提供している(米TechCrunch)。

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